ミュージカル『テニスの王子様』コンサート Dream Live 2017 in 横浜アリーナ 2017.5.26-28
![ドリライ]()
5公演分まとめてレポその2の続きです。
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記憶薄れ気味、感想部分は基本的に初見時のもの。敬称略
※DVD/Blu-ray発売予定、ネタバレ注意
★俺をレギュラーに
宍戸と滝が言い争いをしている間に帰る忍足たち。
そこへレギュラー予備軍っぽい雰囲気を持った人たちが乱入してくる。
「俺がレギュラーだ!」「僕がレギュラーです!」「俺がレギュラーだ!!」
関東大会でレギュラー復帰したはずの乾と、ラケットを手にした壇くん、試合のなかった首藤の3人だ。
初日付近は少し会話して去っていくだけだったが、だんだん内容が回替わりになっていった。
▽たぶん27日の公演
宍戸「おい 乾…お前さっきまでレギュラージャージ着てたじゃねーか」
乾「レギュラージャージは今お母さんに洗濯してもらっているんだ。」
※六角公演中に首藤のげひゃぶーを喰らって汚してしまった
宍戸「それに壇くん…メモ帳はどうしたんだ!?」
壇「僕はマネージャーから選手になったです!」
宍戸「そうか!良かったな」
宍戸「…で、オメーは誰だ?」
ここまでずっとポーズ付けて待機していた首藤「俺は首藤聡!六角中レギュラーだ!」
宍戸「レギュラーなのか」
首藤「そうだ」
▽前楽
宍戸「壇くん…メモ帳はどうしたんだ!?それにそのポーズは…」
亜久津の試合前のよくわからないポーズをしていた壇くん、選手になったことを告げ、プレイスタイルを模索中だと話す。
壇「これはお気に入りの亜久津先輩のプレイスタイルをマネしてるです」
宍戸「そうか。自分なりのプレイスタイルを模索するのはいい事だが、誰かの真似じゃ激ダサだぜ。」
厳しい事を言われて滝の後ろに隠れる壇くん。私はいいアドバイスだと思ったが…
壇「滝さん、助けてください」
滝「壇くんは亜久津を尊敬してるんだよね?」
壇「はいです」
滝「憧れの人を真似るのは悪いことじゃないんじゃない?」
宍戸「…今のは俺が悪かった。」
宍戸「……お前にも触れたほうがいいのか?いいんだよな?」
首藤「俺は…」
乾「首藤、聡。3年。六角中レギュラー。日課は新しいドリンク探し。」
▽千秋楽
宍戸「乾、お前さっきと格好ちがわねーか?」
乾「おろしたてのズボンなんだ。」
宍戸「レギュラーなら青学のレギュラージャージ着なきゃダメだろ。なぁ、たk…うわっ!?なんだお前は!?」
喜多「喜多です。滝のいたところに喜多がキタ。」
いつのまにか入れ替わっている2人。(ステージじゃなくて画面のほう見ていたので全く気付かなかった)
滝が戻ってきて喜多の横に並ぶ。
喜多「滝が戻ってキタ。」
宍戸「なんなんだこいつら…おい、跡部、跡部!」
喜多が来たということは……にとべ様登場。
新渡米「俺様の美技に…酔いな。」
宍戸「跡部はそんな葉っぱとか生えてねーよ!!」
お前ら帰れ!と宍戸に怒鳴られて「じゃあ帰ろうか。」と大人しく引き下がる乾と壇、
「ぜってー戻ってきてやる!」と捨て台詞を残して立ち去る首藤。
喜多「ちなみに、」
新渡米「俺たちは」
「「レギュラーです」」
指を立てるあのポーズが異様にかっこよく見える去り際だった。そういうえばこのダブルスペアも全国区なんだよな…
二人きりになり、ステージの上手と下手で対峙する宍戸と滝。
さぁ、ようやく本編開始か…と思いきや…
何も起きないのでラケットを構えるのをやめる宍戸たち。
宍戸「……あの、音楽お願いします。」
滝「ここであの曲が流れるはずなんですけど…」
ステージの照明が落ち榊監督の声が聞こえる。
「宍戸、滝。お前たち、今日の抱負を言ってみろ。それによってレギュラーを決定する。」
ドリライに向けた秘密の特訓をしてきたことを明かし再び滝を倒すことを誓う宍戸と、
以前敗北した時のような油断は捨て、華麗に観客を魅了しながら宍戸を倒すと語る滝。
▽抱負
回替わりなのだが内容ほぼ忘れてしまった
・今日のために一番いい帽子を被ってきました
・洗い流さないトリートメントをしてきました
・長太郎がグリップを巻いてくれました
やっと曲が始まる。宣言通り戻ってくる首藤たち。
宍戸パート「俺の決意は命がけだ…」部分にある滝の見せ場はすべて乾に取られてしまい、花道でとどめを刺される滝。
宍戸が勝利した歓喜よりも滝が負けた悲壮感が漂う客席…。
「あぁ…。」
悔しそうにその場を立ち去る滝だったが、最後にささやかな抵抗をしていく。
「監督……、宍戸の絆創膏、薄く切った大根です」
「んなわけねぇだろ!!」
▽滝によるウソ情報
・宍戸は部費で帽子を買ってます
・宍戸はあの3人(滝を邪魔してきた乾たち)とグルです
・監督の「行ってよし」のポーズのこと激ダサって言ってました
・宍戸の帽子は飴細工で出来てます
★鏡の中の俺
「ったく、なんなんだアイツは…」
「よし。今年のレギュラーは、た…」
「うわあああ!待ってください監督!跡部、跡部はいねーのか!?こんな大事な時にどこで何してんだ…」
跡部はいない。
ザァアァァという水の音が聴こえてきた。耳を澄ませる宍戸。
「こんな時に…シャワーかよ!!」
本公演で歌われなかった曲『鏡の中の俺』のピアノに合わせてシャワータイムが始まる・・・
ステージに曇りガラスが設置され、その向こうにシャワーを浴びる跡部様の様子が……
なんだかとてもイケナイものを見せられている気分になる。けどガン見した
原作の跡部様より三浦くんのほうが年上なのに、なぜこんな気持ちになるのか不思議だ。
私の気のせいなのか本当に湯気を起こしていたのかはわからないが、風呂上りの空気を感じた。いい匂い。
シャワー音が止み、サッと照明が落ちる。
ガラスの向こうで着替えているというのは雰囲気でわかったが、衝立が三面になっているので客席からは詳しい様子が見えなかった。
派手なガウンを身にまとい、シャワールームの横から現れる跡部様。(チムライで滝が紹介していた『景吾の寝巻』に似ている)
そのすぐ手前に鉄製の小さな柵がある。
歌いながらおもむろに柵の取っ手を持ち上げてその中に入る跡部様。クレーンだ……
客席の上空を移動するシャワー直後の跡部様…
柵の前面下部にシャボン玉発生装置が取り付けられていて、進行方向に向かって盛大に飛ばす。
目に入ったり口に入ったりしないのかと思ったが、跡部様は平気な顔をして歌っていた。人体に影響がないしゃぼん玉なのだろう。
27日の昼公演で特に驚いたのはこのクレーンの位置が回替わりだということだ。
私はクレーン直下の座席だったことが2回あったが、跡部様の時は2回とも逆方向だった。
真上だと首が痛いからいいやと負け惜しみを言っておくが、頭上にキャストが来た時の周囲の盛り上がりは半端じゃない。あれを跡部様で体験したかったな…。
クレーンがステージに戻ってきて、乗り込むときと同じようにゆったりとした動作で柵から出る跡部様。
★鏡の中の俺Ⅱ
メロディがⅡのものに変わり、ステージ奥から大きな赤い旗を持った樺地が駆けこんでくる。
その旗の後ろで跡部様がガウンを脱ぎ捨てる。大きく露出した背中に悲鳴が起きる
黒子が持ってきた衣装を颯爽と身にまとい、黒子に前のボタンをはめさせる様子は、景吾坊ちゃま朝のお召し替えを見ているようだった。
正面を向いた跡部様。明るい水色の生地に金銀で刺繍が施された闘牛士風の衣装で、左肩にマントがついている。
下はいつものハーフパンツだったが、上だけでもキッチリとした衣装になっていると、ムードが全然違う。
続けて入ってきた他のメンバーは氷帝ユニの上に左肩マントという、いつものドリライ衣装。
この曲のサビにある、相反する単語を英語で繰り返す部分では、中央のスクリーンにカレイドスコープ風の映像が流れる。なるほど、鏡の中の…雰囲気に合っていて良い。
★氷帝トーク
「改めまして、俺たち…」「「氷帝学園だ」」
忍足「みんな、もっと声出るやろ?」
向日「もっと跳んでー?」\みそー!/
忍足「本気出すの遅いわ。」
芥川「わーっドリライってスゲーなおしたり!俺もやりたい!」
花道に向かって駆け出していくジロー。
芥川「ドリライー、たのC!ドリライー、うれC!……って俺だけかいー!ジローはずかCっ」
(ひよC!わかC!のパターンも。「日吉よかったな!」と押し付けてくるジロー)
向日「ジロー、早く戻ってこい」
芥川「イヤだ!俺はこのまま突き進んで、あっちのステージまで行く!なぁあとべ!」
跡部「ジロー…。行ってよC…。」
芥川「あとべノリE!なんか満足したから帰ろっと!」
鳳「宍戸さん…あそこに青い帽子を被ってる人が見えます」
宍戸「ほんとだな。あいつも血のにじむような特訓をしてきたんだろうか…」
鳳「ちょっと話を聞いてきます!」
宍戸「おう!」
このあと「ばかなの?」と宍戸たちを貶す滝。
氷帝100回公演記念のときは青い帽子の人がやけにたくさんいたらしい。
青い帽子の人を見た宍戸が「あいつも自慢の髪を切ったのだろうか…」と予想していた時はこんなことを言っていた。
滝「ばかばかばか。女性が髪をバッサリ切るってことは、繊細な理由があるんだから。そっとしておいてあげて。」
鳳「すみません・・・」
滝の言葉を遮るように樺地が叫び、怒る滝、はしゃぎ出すジロー。
日吉「まったく、騒がしい人たちですね・・・」
向日「そういうお前こそ大丈夫なのかよ?」
日吉「当然でしょう。ここにいる人たち全員に、下剋上してやりまs」
跡部「日吉。なんか言ったか?」
日吉「ですから、げこ」
跡部「日吉。なんか言ったか?」
日吉「・・・・・・・・・。何でもありません。」
ファンサービスをしていたのをバッチリ見られ、そこをイジられる日も。
跡部「お前さっきこいつら沸かそうとして何かやってたよな?もう一度やってみろよ。」
日吉「・・・・・・。」
滝「練習してたやつだ!」
日吉「右よし左よし俺ひよし。」\キャーーッ/
★副部長コーナー
氷帝メンバーが去ったあと、ステージ上手側のカーテンから大石がおそるおそる顔をのぞかせる。
「いや~~、今年の氷帝も凄いな。」
氷帝曲のド派手な演出にやられてしまった大石が副部長仲間の東方を呼ぶ。すると…
誰も登場していないかのような地味さ…控えめさでステージの階段を降りてくる東方。
大石「おお…おおお!東方、すごい風格だな。」
東方「ああ。この時間は、ドリライで唯一座ってもいいとされている『副部長's』の時間だ。客席の皆さん、座って大丈夫です。音響さん、照明さん、オフにしていただいて構いません。」
大石「そういえば、氷帝や六角の副部長は誰なんだろう。」
東方「氷帝…?六角は…」
ステージ中央の階段が左右に割れ、後光と共に現れる佐伯!その場にへたりこむ東方
佐伯「六角の副部長は俺です。」
大石「まぶしいっ!東方はこういうオーラに異常に弱いんだ…」
東方「副部長にあるまじき登場の仕方…本当に副部長なのか!?」
佐伯「本当は部長なんだけど、かわいい剣太郎に任せてるんだ。」
大石「やさしい!」
東方「そういうやさしいオーラもいらない!」
佐伯「そうなの?」
大石「ああ、俺たち副部長は好かれちゃいけないんだ。」\好きだよ~!/
佐伯「そうなんだ。深いんだね…。」
大石「ところで、氷帝の副部長が誰だか知ってるかい?」
佐伯「氷帝は…たしか…」
息をのむ大石と東方。
佐伯「いない。」
「「いない!?」」
佐伯「ああ。跡部が君臨してるから、なり手がいないんだって。」
大石「なんかわかる気がする・・・」
東方「あとべ……様」
滝「ハーイ。副部長はいないけど、会計なら、俺です。」
佐伯「滝!」
滝が登場してまたへたり込む東方、見えない壁に遮られ近寄れない大石
滝「特別に氷帝の収支報告書、見せてあげる。」
氷帝の校章が入ったファイルを佐伯に手渡す滝。
佐伯「へー。結構接待費かかってるんだね。」
滝「うん。樺地の食費が凄くてさ…」
佐伯「ああ、うちもバネさんが焼きモロコシ買い過ぎて…」
(佐伯の台詞は「剣太郎が食べ盛りで…」「バネさんがプロテイン買い過ぎて…」というパターンも)
滝「ああ、あのムキムキ君ね。ところでサエさん、六角のラケットって、色が地味だよね」
突然元気になる東方「地味!!!」
▽副部長3原則
お前たちは地味のなんたるかをわかっちゃいない!と、副部長三原則を滝に言わせる東方。
髪サラサラ…などとわけのわからない事を言う滝(そもそも副部長ではない)、
部員たちを思いやる…など、良い事を言う佐伯。
東方「好かれてはいけない、目立ってはいけない、照明いらない」
大石「髪型はオールバック、前髪はオン眉、黒髪でなければいけない」
▽地味な○○
地味のなんたるかをわかっていないと、地味な野菜を言わせる東方。
佐伯「ルッコラ。」
「「ルッコラ!?」」
滝「サラセリア。」
「「サラセリア!?」」
サラセリアなる単語を初めて聞いた私は、サラセリアって何だ!!という展開になると思ったが…
東方「サラセリアは野菜じゃないじゃないか!こういう筒状の、食虫植物だろ!?」
滝「うん。よく知ってるね?」
東方の特技:雑学
東方「大石、お手本を見せてやれ。」
大石「う、うん。わかった・・・・。パセリ。」
東方「パセリ!?しっかりしてくれ!」
大石「スマン!!東方、頼む…」
東方「任せろ。地味な野菜…大葉。」
「「おぉ~~…。」」
▽あだ名
地味…の前のサエさん、という呼びかけに反応するパターンも。
東方「サエさん!?サエさんって誰だ!?」
挙手して答える佐伯「俺です。」
東方「そんなキラキラしたあだ名なのか!?」
滝「二人にはあだ名ってあるの?」
東方「………地味's。」
大石「…タマゴ。」
滝「・・・・」
佐伯「じゃあ、せっかくだから二人にあだ名つけてあげるよ。」
東方「えっ?」
佐伯「東方は下の名前が雅美だから…みやび。うん、みやびにしよう!」
東方「みやび…そんな麗しい呼び名が…俺に…」
滝「じゃあ、大石のあだ名は俺がつけてあげる。大石の必殺技って…なんだっけ?」
大石「必殺技?必殺技は…ムーンボレーだ。」
滝「ああ、ムーンボレーね。ムーン秀一郎なんてどう?」
大石「ついに俺にも横文字のあだ名が…!」
▽地味なあだ名
サエさんというあだ名は副部長的によくないということで、新しいものを考える大石と東方。
佐伯は下の名前が虎次郎だから『虎さん』、萩之介には『おはぎ』というあだ名を考案する。
しっくりこないと首をかしげる2人だったが、ドリライのお客さんに呼んでもらってまんざらでもない表情に。
滝「なんだか気に入っちゃった。」
大石が佐伯や滝と仲良くなってしまい疎外感を味わう東方。「副部長も変わっていくべきなのかもしれないな。俺はノムタクのところにでも行くよ…」と言い残して去っていく。
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